
皆さまはじめまして!
声優のマネージャーを長年務めています、ひよこです。
今日は声優を目指すうえで必須スキル、腹式呼吸のやり方を説明しますね
腹式呼吸は声優を目指すうえで一番最初に身に着けておきたい基本スキルです。
呼吸には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2種類がありますが、簡単に言えば呼吸した時に胸が膨らむのは胸式呼吸、お腹が膨らむのが腹式呼吸ですね。
腹式呼吸が出来るようになると、
よく通る、ハリのある声が出せるようになりますし、メリハリのついた声の演技が出来るようになります。
また、息を長く持続させることが出来る為、長いセリフなどを読むときには腹式呼吸の技術が必須になります。
さらに発声の際に喉へかかる負担が少なくなりますので、沢山練習しても喉を傷める様な事が無くなります。
これからしっかり練習して、身に着けてしまいましょう!
それでは詳しく腹式呼吸のやり方を説明していきますね。
誰でも出来る!腹式呼吸のやり方
実は難しく考えなくても皆さん普段の生活の中で腹式呼吸を使っています。
寝る時は必ず腹式呼吸になっていますので、初めての方はまず仰向けに寝転がって呼吸してみましょう。
息を吸うたびにお腹や背中が膨らみますよね。
この腹式呼吸を立ったまま、演技したまま出来るようにやり方を説明しますね。
2:お腹(横隔膜の辺り)に手を置き、鼻からゆっくり深く息を吸い込んでください。お腹が膨らんでいるのが分かれば、上手に出来ていますよ。
3:10秒程度時間をかけて口からゆっくり、少しずつ息を吐きだします。手でお腹が凹んでいくかどうかチェックしてください。
もしも上手に出来ていないなぁと感じたら、仰向けに寝転がっての呼吸で感覚をつかみ、もう一度チャレンジしてみてください。
腹式呼吸の要領をつかんだら発声も同時に行ってみよう
腹式呼吸を使った発声は、おへその下に力を入れる意識をしながら、腹式呼吸を使い鼻で息を吸って発声します。
まずは口を大きく開けて
「あ~~~~~」
「や~~~~~」
「わ~~~~~」
など長いトーンで発声しながら息を吐いていくと感覚がつかみやすいです。
これが出来るようになったらステップアップ!発声練習でよく使われる【母音と子音の発声練習法】を行ってみましょう。
母音と子音の発声練習
「あーえーいーうーえーおーあーおー」
「かーけーきーくーけーこーかーこー」
「さーせーしーすーせーそーさーそー」
このように一文字一文字を区切らず、繋げて発声してみましょう。
最初は発声しよう!と思う事で腹式呼吸を忘れてしまったりしますが、意識して腹式呼吸で発声するように注意してください。
なれたら1文字1文字区切って発声練習しよう
「あ・え・い・う・え・お・あ・お」
「か・け・き・く・け・こ・か・こ」
「さ・せ・し・す・せ・そ・さ・そ」
慣れてきたら文字を繋げず、1文字1文字区切ってしっかりと発声してみて下さい。
滑舌にも注意して、聞き取りやすく発声しましょう。
徐々にスピードを速め、1文字1文字の発生感覚を短くしていってください。
ここまで出来るようになれば、腹式呼吸を使った発声の基礎はバッチリマスターです!
腹式呼吸をマスターしたら
声優さんを目指す第一歩の腹式呼吸をマスターしたら、声優養成所への所属を考え始めて良い頃です。
養成所ではプロとして活躍していた声優さんから実際に指導が受けられるだけでなく、所内オーディションで結果を出すことで、声優事務所に所属する・・・つまりプロになるチャンスを得る事が出来ます。
特に大手声優事務所は自分達で声優養成所を運営しており、所属できるのはその出身者だけ、というケースが多々あります。
↓の記事で声優養成所の選び方を詳しく解説していますので、是非参考にしてくださいね。