将来女

声優を目指すのに歯並びって大事なのかな・・・私、あまりキレイじゃないしどうしよう・・・

以前声優志望の学生さんからこのような質問を受けたことがあります。

確かに歯と歯の間に隙間が大きく出来てしまえば、そこから息が漏れてノイズを発生しやすくなるなど、声優を目指すに当たって支障が出るケースはゼロではありません。

ですが、歯科矯正は費用も期間もかかりますし、更に声優として活動を始めた後に受けるとなると、お仕事に支障が出てしまう可能性もあります・・・

そこで、今回は歯科矯正の対処や、実際歯並びを矯正すべきかどうかなどをご説明したいと思います。

声優を目指す方で歯科矯正を受けるべき人

歯科矯正

まず歯並びが悪いからと言って声優に慣れないという事はありません

実際に皆さんがご存知の有名な声優さんの中にも、歯並びは悪いけれど声の演技が非常に上手く、活躍されている方もいらっしゃるかと思います。

ではどんな方が歯科矯正を検討すべきなのか、以下にまとめました。

歯並びのせいでサ行の発音が苦手な方

歯並びが悪い人の多くが「さしすせそ」の発音を苦手にしています。

実際に声に出してみると分かりやすいのですが、サ行は前歯をこすり合わせ、その間から漏れる息で発声しています。

出っ歯であったり、受け口であったり、歯並びに問題がある方は上手く発声する事が出来ないのです。

もしサ行の発音が上手に出来ない、滑舌が悪いと感じていれば、歯科矯正を検討するのもアリではないでしょうか。

声優になってから歯科矯正を受けるのは大変

声優としてお仕事を始めてから、あるいは養成所で本格的なレッスンを受けるようになってから歯科矯正を受けると、上手く喋れない期間が出来てしまいます・・・

歯科矯正では歯にワイヤーのような物を巻き付け、1年・・・あるいは数年の時間をかけてじっくり位置を治していく事が多いのですが、このワイヤーは歯の裏側にもかかっています。

いざ発声しよう、喋ろうとすると、この裏側のワイヤーが舌に当たり喋りにくい事この上ないのです。

また歯並びを治す事で、今出せていたはずの声が・・・仕事で求められていた声が出せなくなってしまうリスクが出てしまいます。

ですので、声優さんとして成長すればする程、後から強制する事は難しくなってしまうんです。

可能ならばその前に、治してしまいたいですね。

それ以外の方は歯並びを強く気にする必要は無い

サ行の発音などに問題がない場合、歯並びについて悩む必要性は無いと思います。

声優になるために、それ以上に重要な事は沢山あるはずです。

自分に合った、実力を伸ばし・事務所所属に近い養成所に通い、一刻も早く声優に憧れるだけの自分から、声優を目指して行動に移す自分にステージを切り替える事。

今は中学生デビューの声優さんも珍しくない時代です。

年齢を重ねてから声優を目指す事も勿論可能です、ですが、出来るだけ早い段階から行動に移した方が有利なのは間違いありません。

今、この瞬間に行動に移す事が、あなたが最も声優になる確率を高める事が出来る最善手なんです。

名刺ひよこ

実際に声優として活躍できる可能性が高い養成所選びの方法などは↓の記事でまとめていますので、是非参考にしてくださいね。

最後に

歯並びの悪さは絶対的に強制しなければいけない物ではありません。

例えばアニメで活躍する声優さんの中には、歯並びによる滑舌の悪さを武器に変えて、それを自分のキャラ・持ち味にされている方もいます。

とは言えあなたが小学生・中学生・高校生など若く、歯科矯正に時間をかけられる状況であれば、直してしまった方が将来的にメリットになる可能性が高いです。

しかし、大学生や社会人の方など、出来ればすぐデビューして声優としてキャリアを積んでいきたい状況になるのであれば、歯科矯正よりも声優としての実力を磨き、事務所に所属し、お仕事を頂くチャンスを得る事を最優先に考えていくべきでしょう。

どちらを選ぶにしても本当に重要な事は歯並びがどうかということではありません

ふつうひよこ

仮に欠点があったとしても、それを別の長所でカバーする努力が出来る事

声優を目指していれば、自分より上手い人、自分よりも才能があると思える人・・・そんな人たちが沢山いる中で努力を続けることになります。

私なんてどうせダメだ・・・そんな風に思ってしまう事も、きっとあると思います。

ガッツ女

それでも好きな事の為に諦めない!夢を叶えるために諦めない!
この部分で負けていても、他の部分で努力して、そこでは絶対負けない!

大事なのはこんな熱い気持ちです。

夢を諦めずチャレンジを続け、いつかきっと素敵な声優さんになってくださいね。